働き方改革ー労働基準法改正へ思うこと

こんにちは、naffstyleです

今年の4月、とある法律が改正になるわけなのですが皆様ご存知でしょうか?

言わずもがな『働き方改革』に関する労働基準法の改正です

これにより有給休暇の消化が義務化されたり残業時間に上限が設けられるなどするため格段に働く環境が良くなるかと思われます!!

・・・・と思いたいのですが本当に良くなるのでしょうか?

僕は正直、そうは思いません

それは前職をまだ続けていたらと仮定したらそこまで労働環境が良くなっていると思えないからです

その理由を書いていこうと思います



 有給取ったはいいけど自分の意思で出社する場合どうなるのか?

かつて僕が休日出勤した際に上司から言われました

「おい、承認してないのに勝手に休日出勤申請出すな」

でも客先から突然きた依頼をこなすのに出社せざるを得ない状況だったんです

その後もやたら休日出勤の申請に必要な手順が複雑に、面倒になっていくので「申請出すのめんどくせーし申請せず出社しよ・・・」となっていったわけです

客先からは鬼のように電話かかってくるし、会社はお前が対応しろ状態だし、挙句に「申請出すな」発言です

この状況をどうしろと?

言ってしまえば、”自分の意思で、勝手に”休日出勤している状況です

こういう場合、今回の法改正で何か変わるんだろうか?

99.9%、”何も変わらず、有給が消化されたもの”として扱われる

この問題に関しては”特に何が変わるでなく、99.9%”有給が消化されたもの”として扱われるかと思います

その理由としては「会社の記録上は有給になっているが、実態は休日出勤していた」ことが何回もあったからです

「実は・・・」とも言い出せない雰囲気なので有給が無駄になることは”致し方ない”と諦めざるを得なかったです

有給や定休って本来、心も体も仕事から切り離されることで心機一転リフレッシュすることだと思うのに会社の体制がそのようになってないために休みも休みでないことがしばしばだったんです

前職に在籍していると仮定して、労働基準法改正でどう変わるのか?

このように自分の意に反して仕事をせざるを得ない環境に追い込まれたとき、今までと状況が変わらないのは有給消化の場合のケースだけなのでしょうか?

労働基準法改正では有給消化以外にも何点かあるわけですからどれかの状況は変わっていくのではないでしょうか?

「見かけ上は法令を遵守している会社」の場合は何も変わらない?

今でも覚えているのですが前職ではWEB式のタイムカードで、入社当時はバカ正直に出社時間と退社時間を記入して出していました

いわゆる9時5時です

ところが配属されてから少し経つ頃には、それなりに残業の時間も増えてきたのでそのままタイムカードを記入していたら事務員から

営業は基本、残業申請は出せないからね?


と言われました

なんでも営業は「みなし残業による付加手当てがあるから」だそうです

例え9時にしっかり出社して日中はサボらず客先周りしていて5時に帰ってきてからの残業でも、「みなし残業制度があるから」という理由だけで残業申請を却下されたので、当時はそうなんだ・・・と割り切ってそれ以降は申請を出していませんでした。というか出せませんでした

今でこそおかしいと分かるけど

これってめっちゃ理不尽じゃないですか?!

今でこそ理不尽でおかしいことを言っていると分かるけども当時の僕が理解できるわけないんです

案の定、例え「みなし残業制度」が採用されている社員でも規定の時間を越えた時間というのは残業代を請求することを本来は認められています

会社が見かけ上でなく”自発的に守っていく”環境でないと何も変わらない

実際にはおかしいことをしているのに「周りの環境が残業申請を出せなくしている」とか、「出したら怒られる」、「出したら転勤の対象とされる」といった社風だと声を上げることさえもできないことは容易に考えられます

この場合、記録上は定時で帰っており労働基準法に乗っ取っていることになってしまうので、結局労働基準監督署にチクるだの、自分を会社に居辛い環境に置かないと何も変わらなくなってしまうのです

勤務時間インターバル制度も同じことです

タイムカードが半強制的に定時で押されているので記録上はインターバルを守られてるわけですから「営業社員が自発的に残業して、自発的に朝から来た」と言い張ればそれが逃げ道になってしまうわけです

こんな改正に何の意味があるんでしょうか?

結論

前職にまだ在籍していた場合、今回の労働基準法改正では労働環境はまったく変わらない!

が僕の意見です

上で述べたように結局は会社が自発的に労働基準法を守っていかなければ何も変わりません

今回の改正で、今まで有給申請を出しても認めてなかった会社は、有給取得が義務化になるので労働環境がそれなりに変わるのかもしれませんが、元から”申請を出せる雰囲気でない会社”には何も効果がない労働基準法の改正で終わってしまう気がします

今後更なる改正があり、自発的に守らざるを得ないような環境になっていくことを望みます

まとめ

今、政府は労働生産性を上げるべく躍起になって「働き方改革」を推し進めようとしています

もちろん何もしないよりはしていったほうが変わることも多いでしょう

ですが見かけ上は守っているが社内の空気が申請を出せなくしている、とか、出したらやる気がないとみなされ左遷、転勤の対象になってしまう場合、労働基準法が全く意味のないものになってしまいます

結局会社に労働基準法を守らせるには、自らを犠牲にして、社内に居辛い環境に身をおくことで声を上げ、叫び続けるしかないわけです

それじゃあ意味がないのではないでしょうか

いわゆるブラック企業も”労働基準法を必然的に守る”ような改正こそが本当に必要な改正だと思います

本来は、「実態にそぐわないタイムカード等の記録を強要した企業には重いペナルティを与える」といった制度も同時並行で整備しながら今回の改正をすることが望ましかったのではと私は思います

今後はそのように本当に労働者にとっても経営者にとってもより良い労働環境を目指せるような法整備がされていくことを望みます